バニラビーンズ、バニラエッセンス、バニラオイル、バニラペーストの違い

お菓子作りの豆知識

アイスクリームやカスタードクリーム、バニラの香りって本当に甘く幸せな気持ちになりますよね!

バニラの風味付けをするためのものがいろいろ販売されていますが、使い分けはどうすればいいのでしょうか?

今回はバニラの風味をつける製品4種類とその違いについてご紹介します。

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バニラビーンズとは?

お菓子を引き立ててくれるバニラはラン科の植物の一種で、独特の甘い香りは発酵によって生じるバニリンという物質からです。

ペティナイフなどでサヤを縦に切り込みを入れて開き、中の種子をこそげとって使います。

種子をこそげとった後のサヤからも香りを抽出できます。

プリン、ババロア、カスタードクリーム、アイスクリーム、焼き菓子など万能に使えます。

バニラエッセンスとは?

バニラエッセンスはバニラの香り成分をアルコールで抽出したものです。

香り成分のバニリンは科学的に合成したものあり、それを使用したものはスーパーなどでお手頃価格で販売されています。

製品によっては香りの強さが異なるので使用時は注意が必要です。

オーガニックのバニラを使い、人工香料や添加物を使わずに水とバニラだけで抽出されたバニラエキストラクトというものもあります。

アルコール抽出のためどちらも焼き菓子に使用すると香りが飛んでしまうため、冷たいお菓子やクリームに使うのがおすすめです。

バニラオイルとは?

バニラオイルとはバニラの香り成分をオイルで抽出したものです。

こちらもエッセンス同様、人工香料を使ったものと天然の成分を使ったものがあります。

バニラオイルはオイルで抽出してるために油となじみやすく、オーブンでの高温加熱でも揮発しにくいので、バターなどの油脂を使った焼き菓子に向いており、焼き上がった後にもちゃんと香りが残ります。

バニラペーストとは?

バニラペーストとは天然のバニラの香り成分のみを抽出し、ビーンズ(種)や砂糖を加えてペースト状にしたものです。

一番の魅力はバニラといえばの黒いつぶつぶ(種)が入っているということ!

見た目にもバニラの風味をイメージできることが最大の魅力です。

もちろんこちらのTaylor&Colledgezさんのバニラビーンズペーストは有機栽培されたマダガスカル産ブルボン種などのバニラビーンズをはじめ、砂糖や増粘剤などの原料にもオーガニックのものを使用した有機JAS認証品です。

ティースプーン1杯(約6g)でバニラビーンズ1本分に当たるので、バニラビーンズが高騰してる今は本当に嬉しい。

お手軽に使えてお手頃価格でおすすめです。



まとめ

バニラフレーバーはお菓子の重要な引き立て役。

使用することで一気にお菓子のレベルが上がったりします。

バニラ風味の製品にはそれぞれ特徴があり、価格や作るお菓子に合わせて選択することがおすすめです。

 

ダマのないおいしいカスタードクリームの作り方
カスタードクリームはデンプンの糊化の作用を利用して作ります。小麦粉のデンプンは95℃で粘りのピークを迎え、完全に糊化します。(コーンスターチはもう少し低い)その後加熱し続けるとブレークダウンという現象が起きてデンプンの分子の一部が加熱によって断ち切られ、粘度が下がります。このブレークダウンの粘度が下がった状態にしておかないと、クリームを冷却した時に粘度が上がり粘りの強い滑らかさにかけるクリームになってしまうからです。

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