豆乳カッテージチーズ、使用する豆乳による出来上がりの比較

比較検証

豆乳で作る豆乳カッテージチーズ、レモン果汁を加えて豆乳のタンパク質を凝固させて作ります。

豆乳カッテージチーズはそのまま食べたり、スイーツであればチーズケーキにしたり、クリーム、ムースにもアレンジできます。

使う豆乳によって少しづつ出来上がりが違ってきます。

以前も生徒さんに「ムースがどうしても先生の作る仕上がりになりません」と言われ、原因を調べてみたら使う豆乳が違うメーカーのものだったことがありました。

大豆固形分の%テージが同じでも、豆乳カッテージチーズの仕上がりがこんなにも違うんだと、その時初めて知りました。

豆乳カッテージチーズの作り方と、使う豆乳によって出来上がるカッテージチーズの味わいの比較をしてみます。

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3種類の豆乳を比較します

今回は濃度が違う3種類の豆乳を比較してみました。

左から、マルサンの無調整豆乳濃厚タイプ、同じくマルサンの毎日おいしい無調整豆乳、そしてキッコーマンのおいしい無調整豆乳です。

大豆含有量は以下の通りです。

マルサン無調整豆乳濃厚タイプ14%
マルサン毎日おいしい無調整豆乳9%
キッコーマンおいしい無調整豆乳8%以上

味や色も少しづつ違う

マルサンの濃厚タイプは名前の通り濃厚ですが、まろやかで大豆くささをそれほど感じないような気がします。

その次に大豆風味が強いのはキッコーマンのもの、こちらは色もより黄みが強いですね。

まろやかでさらっと飲みやすいのは名前の通りマルサン毎日おいしい無調整豆乳です。



豆乳カッテージチーズの作り方

豆乳カッテージチーズはタンパク質が酸によって凝固することを利用し、豆乳にレモン果汁を加えて作ります。

【基本の分量】

無調整豆乳     1000ml

レモン果汁       60g

豆乳カッテージチーズ作り方

豆乳を鍋に入れて火にかけ60℃になったら火をとめてレモン果汁を加え、ざっと混ぜて10分ほどそのままにしておく。

酸によって凝固したら布巾にあけてしっかりと水気をきる。(3〜5時間)

布巾でしっかりと水分を絞る。

出来上がりの比較

豆乳カッテージチーズの出来上がり比較です。

どれも分量の3分の1ほどの量まで水分を絞ってあります。

マルサン無調整豆乳濃厚タイプ舌触りが一番滑らか
マルサン毎日おいしい無調整豆乳まぁまぁ滑らかな食感
キッコーマンおいしい無調整豆乳パサつきが感じられ、ざらっとした食感

動物性フリーチーズケーキの比較

こちらの豆乳カッテージチーズを使ってヴィーガンチーズケーキを作ってみました。

レシピ、分量、焼き時間等全て同じ条件で作りました。

焼成前のチーズケーキの生地の比較です。

マルサン無調整豆乳濃厚タイプ生地の出来上がりは固め
マルサン毎日おいしい無調整豆乳生地は滑らかなクリーム状
キッコーマンおいしい無調整豆乳生地の出来上がりは固め

焼成後しっかりと冷やしたチーズケーキの味の比較です。

マルサン無調整豆乳濃厚タイプ少し固めですが滑らか、大豆の甘さが他よりも感じられます。
マルサン毎日おいしい無調整豆乳一番滑らかな食感、酸味が一番強く感じられる。
キッコーマンおいしい無調整豆乳固めでざらっとした食感、少しパサついた感じがする。

マルサンの豆乳を使ったものはどちらも滑らかですが、濃厚タイプは固めで大豆くささというよりは大豆の甘みが感じられる味わいです。

マルサン毎日おいしい無調整調乳は滑らかで柔らかい、酸味がより感じられます。

キッコーマンのものはざらついた食感で少しぱさつく感じでした。

私の好みとしてはマルサンの毎日おいしい無調整豆乳を使ったものですが、濃厚タイプもアレンジ次第でより普通のチーズケーキに近づけることができるんじゃないかと思いました。



まとめ

豆乳カッテージチーズを作る際に同じ成分無調整でも大豆の含有量、製法、メーカーによって出来上がり、味わい、食感が大きく変わります。

特に豆乳の風味がダイレクトに伝わる場合は豆乳を選んで使うことも大切ですね。

余談ですが、イオンのトップバリューのグリーンアイオーガニック成分無調整豆乳はマルサンが製造しているのでほぼ同じ味わいもカッテージチーズの出来上がりも同じです。

豆乳カッテージチーズを作るときの参考になれば嬉しいです。



追記

少し考えたのですが豆乳1000mlで作る場合、同じ分量になるまで絞るのはかなり大変です。

1000mlで作ると濃厚タイプの場合平均して440〜450g、普通のタイプ(マルサンの場合)の場合320〜330gカッテージチーズができます。

大豆固形分が濃厚タイプは14%、普通のタイプは9%です。

それを考えるとカッテージチーズができる分量が多くなるか少なくなるかと言うだけのような気がします。

そう考えると普通のタイプが使いやすいのかな、濃厚タイプは使い方によって色々できそうですし、また検証してみます。

 

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