臭い移りしないラップはどれ?食品ラップは材質別に使い分けよう!

お菓子作りの豆知識

焼き菓子を作ってしばらく保存したい時は全体をラップして冷凍保存、またはクリーム類を冷蔵庫に保存する場合に容器にラップを密着させたり、タルト生地をラップに挟んで伸ばしたり、お菓子作りに食品ラップは欠かせません。

食品ラップには素材別に3つの種類があるってご存知でしたか?

それぞれの特徴別の食品ラップの使い分け方法をご紹介します。

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食品ラップの材質別種類

食品ラップは素材別に主に3つに分けられます。

ポリ塩化ビニリデン製の特徴

  • 密着性がある
  • 食品の香りを保ち、臭い移りを防ぐ
  • 厚みがあってハリがある
  • 水蒸気を逃さず、乾燥させない
  • 酸素を通さず、酸化を防ぐ
  • ー60℃〜140℃までの耐久性がある
  • カットしやすい
  • 価格が高め

商品名でいえば、サランラップ、クレラップなどです。

ポリエチレン製の特徴

  • 燃やしてもダイオキシンや塩素系ガスが出ない
  • 密着性がやや劣る
  • 通気性が高い
  • カットしにくいものもある
  • 耐熱性がやや弱い
  • 安価

商品名でいえば、ポリラップなどです。

塩化ビニル樹脂製の特徴

  • 密着性、伸縮性がある
  • 酸素や湿気、臭いを通しやすい
  • ー60℃〜130℃くらいの耐久性がある
  • 安価

商品名でいえば、ダイヤラップ、リケンラップなどです。



使用目的によるラップの使い分け

次に使用目的によるラップの使い分けについて見ていきましょう。

臭い移りさせたくない場合は?

冷蔵庫の臭いやラップの臭い移りをさせたくない場合は、ポリ塩化ビニリデン製がおすすめです。

タルト生地やクッキー生地を保存する時や、ジェノワーズを冷凍保存する時などは臭い移りさせたくないのでポリ塩化ビニリデン製を使います。

ラップを二重にしたり、ラップした上から密閉袋(ジップロックなど)を使用すれば完璧です。

野菜、果物などの保存に向いているのは?

野菜や果物はガスを排出するので、通気性の良いポリエチレン製がおすすめです。

通気性を良くすることで野菜や果物の保存期間を長くすることができます。

乾燥を防ぐのに向いているのは?

乾燥を防ぐ場合は、水蒸気を逃さず乾燥させにくいポリ塩化ビニリデン製がおすすめです。

パウンドケーキなどの焼き菓子の乾燥を防ぐ場合はポリ塩化ビニリデン製のラップでしっかりとラップします。

ラップを二重にしたり、ラップした上から密閉袋(ジップロックなど)を使用すれば完璧です。

タルト生地やクッキー生地を伸ばす時に向いているものは?

ポリ塩化ビニリデン製は破れやすいので、安価なポリエチレン製や伸縮性もある塩化ビニル樹脂製がおすすめです。



食品ラップの使い分けまとめ

食品ラップは材質別に使い分けがおすすめです。

食品ラップ使い分けまとめ
  • 臭い移りや酸化防止、乾燥防止にはポリ塩化ビニリデン製
  • 果物や野菜の保存には通気性の良いポリエチレン製
  • 安価にたくさん使いたい場合はポリエチレン製塩化ビニル製

 

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