マクロビオティックスイーツはそんなに難しくない、そんなことを前回の記事で書きましたが、やっぱり普通のお菓子を作るときとは違う、おいしく作るコツがあります。
10年以上マクロビオティックスイーツを作ってきましたが、その中で気づいたマクロビオティックスイーツをおいしく作るコツを考えてみます。
動物性フリースイーツのこと
最初に私が作る動物性フリースイーツのことをお話しします。
私が作る動物性フリースイーツとは、マクロビオティックスイーツをベースにした動物性食材と精製された白砂糖を使用しないお菓子です。
マクロビオティクスイーツは厳密に言うと砂糖(甜菜糖を含む)を使用しません。
米飴やみりん、甘酒などで甘みをつけますので、自然な甘さがあります。
動物性フリースイーツはマクロビオティックにもう少し甘さやコクを足して、市販のお菓子に慣れた方にも喜んでもらえるように作っています。
お菓子は嗜好品、そんな意味合いが強くなっています。
マクロビオティックスイーツのレシピのこと
マクロビオティックのレシピはこのようになっていることが多いです。
画像は私の作るレシピですが、【DRY】と【WET】を分けてそれぞれ記載しております。
【DRY】が粉類をまとめてあり、【WET】は液体のものをまとめてあります。
粉類は小麦粉、米粉、ベーキングパウダー、粉、又は顆粒状の甘味料、寒天などをまとめてあります。
液体類は液体の甘味料(メープルシロップ、アガベシロップなど)、液体油脂、豆乳などをまとめてあります。
米飴などどろっとして他の材料と混ざりにくい甘味料は液体に入れて湯せんにかけて溶かして混ぜ合わせます。
基本的なマクロビオティックスイーツの作り方
ボウルに計量した【DRY】と【WET】をそれぞれしっかりと泡立て器で混ぜます。
しっかり混ざったら【DRY】に【WET】を入れて泡立て器、もしくはゴムベラで混ぜ合わせます。
水分が多いケーキの生地などは泡立て器で、水分の少ないクッキー生地などはゴムベラで混ぜると混ぜやすいです。
この時に【DRY】に【WET】を入れるようにしてください。
【WET】に【DRY】を入れるとレシピによってはダマになる場合があります。
【DRY】と【WET】を混ぜ合わせ、滑らかな生地になれば出来上がりです。
あとは型に流して焼くだけです。
これだけなんです!簡単でしょ?
ざっと言うと、生地がクッキー生地になるかケーキの生地になるかは水分量の違い、水分が多くなればよりふんわり、水分が少なければクッキー生地に近くなります。
マクロビオティックスイーツの材料はこれがいい
マクロビオティックのパウンドケーキやクッキーに使う材料は小麦粉、植物性油脂、甘味料、豆乳など。
植物性油脂は科学的な薬剤を使って抽出されたものではなく、昔ながらの圧搾法、低温圧搾法などで抽出したものを選びましょう。
加熱に強く、風味が強すぎない、菜種油、こめ油、グレープシードオイルなどがおすすめです。
ごま油は焙煎せずに絞った太白ごま油もお菓子をおいしく作ることができます。
豆乳は無調整で甘みがついていないもの、そして濃度が濃いものよりもサラッとして飲みやすいものの方がおすすめです。
濃度が濃いものはどうしても豆乳の風味が強く出すぎてしまいます。
テクニックよりも何を使うか
小麦粉、砂糖、バター、卵を使うお菓子は、ほぼこの4つの材料を使い、卵を泡だてたり、バターに空気を含ませたり、砂糖を焦がしたりなどすることで、幾つもの食感が違うお菓子を生み出します。
何を使うかより、どう作るかが重要な気がします。
マクロビオティックスイーツは、基本的な作り方は【DRY】と【WET】を混ぜるだけ、どう作るかより、バターや乳製品に代わるコクを出すために材料に何を使うかが重要になってくると思います。
まとめ
マクロビオティックスイーツの基本的な作り方は混ぜるだけ、卵や乳製品を使用するお菓子作りよりも手軽に始めることができます。
お菓子作りにおいて材料にどんなものを使うかがより重要になってきます。
自分の思い通りに理想のお菓子を作る楽しみもあります。
思いの外おいしいマクロビオティックスイーツをぜひ作ってみてください。
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