コーンスターチの原材料を見ると原材料名にトウモロコシと酸化防止剤(無水亜硫酸)の表示があります。
何やら怪しげな添加物名、危険な匂いがします。
他のデンプン(片栗粉や葛粉など)は馬鈴薯100%、葛100%なのにコーンスターチだけどうして入っているのでしょうか?それってやばいもの?
気になったので無水亜硫酸のことを調べてみました。
無水亜硫酸とは?
無水亜硫酸とは二酸化硫黄のことで、硫黄を燃やすと出る刺激臭のある無色の気体です。
二酸化硫黄を含む亜硫酸塩類は食品の品質を保持するために食品添加物として用いられます。
主に酸化防止剤と漂白剤の役割があります。
ワインの裏の表示を見るとここにも酸化防止剤としての亜硫酸塩が入っていますよね。
ドライイフルーツが黒くなるのを防ぐ漂白剤としても使われます。
ベーキングパウダーにも入っている無水亜硫酸
コーンスターチにはこの無水亜硫酸がどうして入っているのか?
デンプンを作るときにまずその原材料をすりつぶします。
馬鈴薯などは水分が多いので簡単にすりつぶせますが、コーンはとても硬いのでまず亜硫酸塩に漬け込んで柔らかくするという工程が必要だそうです。
だから片栗粉には入っていなくてコーンスターチには入っているのですね。
危険性はあるのか?
コーンスターチっていろいろな食品に入っているので(ベーキングパウダーやベビーフードなど)亜硫酸塩は安全なものなのか心配になりますよね。
亜硫酸塩の危険性を調べてみると、アレルギー性疾患、嘔吐腹痛などの中毒障害、その他呼吸器を刺激し、咳、気管支喘息、気管支炎などの障害を引き起こすとあります。
こちらは大量摂取した場合なのでそんなに気にしなくてもいいかなぁ、と個人的には思うのですが。
それに最終的に粉末になるコーンスターチに亜硫酸が残留することは考えにくい、又高温処理すれば除去できるそうです。
無水亜硫酸が入っていないコーンスターチはあるのか?
それでも気になる人は無水亜硫酸無添加のコーンスターチもあります。
アリサンの有機コーンスターチは遺伝子組み換えトウモロコシ、無水亜硫酸不使用です。
無水亜硫酸よりも個人的には遺伝子組み換えの方が気になります。
アリサンのものは遺伝子組み換え、無水亜硫酸共に不使用で安心感が高まりますね。
小さなお子様のおやつを作るときなどおすすめです。
まとめ
コーンスターチに無水亜硫酸が入っているのは製造時にデンプンを取り出すのに必要な工程があるためなんですね。
お菓子作りでは高温処理しますのでそんなに心配しなくても良いと思いますが、気になる方は無水亜硫酸塩の入っていないコーンスターチもあります。
または片栗粉で代用できる場合もあります。
参考にしてみてください。
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