エリスリトールとラカントって違うものなの?お菓子を作るときにはどちらを使ったらいいの?
そんな質問にお答えします。
エリスリトールとラカントは原材料は同じなの。エリスリトールにラカンカエキスを加えたものがラカントなのよ。
- ラカントはエリスリトールにラカンカエキスを加えたもの
- ラカントは砂糖と同じ重量、甘さで使える
- ラカントには顆粒とシロップがある
お菓子作りにはラカントがおすすめです
それぞれの成分や使用時の注意点などをご紹介します。
「エリスリトール」と「ラカンカ」ってどう違うの?
エリスリトールとは?
エリスリトールとは糖アルコールの一種で、自然界に存在する甘味成分です。
トウモロコシやデンプンを発酵させるなどして作られており、人工合成甘味料とは異なります。
カロリーはほぼ0kcal、砂糖の7〜8割ほどの甘さがあり、また血糖値もあげません。
ラカントとは?
ラカントは前述のエリスリトールと、羅漢果の高純度エキスから作られた甘味料です。
羅漢果は、中国・桂林に自生するウリ科の植物で古くから漢方として親しまれている植物です。
その羅漢果の高純度エキスは砂糖の300倍の甘さを持ちます。
ラカントは砂糖の7割ほどの甘さのエリスリトールに羅漢果の高純度エキスを配合したもので、砂糖と同等の甘さに近づけています。
エリスリトールと同様にカロリーはほぼ0kcalで、血糖値も上げません。
二つの甘味料の糖質量は?
二つの甘味料の糖質量はどちらも99%以上ですが、血糖値を上げません。
それなのにカロリー0ってどういう意味なんですか?
だから血糖値が上がらないんですね!
血糖値を上げないので、糖質制限されている方にオススメの甘味料です。
価格の違い
エリスリトールとラカントは価格に大きな開きがあります。
この価格の差は貴重な羅漢果エキスが配合されているためです。
ラカントは砂糖との甘さの差をなくすために栽培が難しく貴重な羅漢果エキスを配合しているため、価格が上乗せされるんですね。
私は、料理は安価なエリスリトール、お菓子は重量換算が必要ないラカントと使い分けています。
エリスリトールの危険性は?
エリスリトールはJECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)でその安全性が確認されています。
ただし大量摂取すると下痢になる場合があります。
一度に摂取する量は大人で一日40g以下にしましょう。
お菓子作りにはどちらを使えばいいの?
どちらもお菓子作りに使用できますが、砂糖と同等の重さと甘さがあるラカントが便利です。
砂糖と同じ甘さなので、面倒な重量換算をする必要がありません。
レシピの砂糖の分量をラカントに置き換えるだけですね。それは便利!
エリスリトールやラカントでお菓子作りをする時の注意点
エリスリトールや羅漢とでお菓子を作る場合はいくつかの注意点があります。
- 砂糖と違って保湿性が低く焼き菓子など膨らみが悪くなるため、置き換える割合を少なくしたり、ベーキングパウダーを入れるなどしてください。
- 冷たくして食べるお菓子を作る時、結晶化してジャリジャリした食感になる場合があります。その場合は半量を砂糖、又はラカント液状に置き換えるなどしてください。
- キレのあるヒヤッとした味になるので、爽やかな味のお菓子に向いています。
冷たいお菓子にはシロップが便利!
冷たいお菓子を作るときは溶け残りがないシロップ状のものが便利です。
まとめ
今回はエリスリトールとラカントの違いについてと、使用時にお菓子を作る時の注意点をご紹介してみました。
簡単に低糖質のお菓子を作るなら、まず甘味料を置き換えて作ってみましょう。
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