お菓子の風味づけに欠かせない洋酒、お菓子の魅力をさらにアップさせる頼もしい相棒です。
ラムレーズンで作るバターケーキやキルシュ香るイチゴのケーキなど、洋酒はお菓子作りに欠かせません。
お店に行くと色々なリキュール類が並んでいますが、たくさんありすぎてどれを使えばいいか迷う!そんなことはありませんか?
こちらではお菓子作りによく使う洋酒3種類と、知っておくと便利なリキュール類についてご紹介します。
ラム酒
ラム酒はサトウキビの絞り汁を煮詰めて発酵させ、蒸留させたお酒です。
芳醇な香りと、樽熟成から作られる濃い茶色が特徴で、製造法により風味や味わいが少しずつ異なります。
製菓用のものやアルコールドリンクとして飲用するものがありますが、製菓用のものは特に耐油性、耐熱性に優れているといわれており、どちらを使ってもそれほど大差はありません。
製菓用のものは小瓶(50〜100ml)で販売されているので、少量使いたいときに便利です。
ラム酒似合うお菓子
加熱しても風味が残りやすく、チョコレート 、マロン、ドライフルーツなどの焼き菓子全般に相性が良いです。
生地に混ぜ込んだり、フルーツを漬け込んだり、菓子の焼き上がりに表面に塗って風味をつけたりします。
ケーキが焼き立ての熱いうちにリキュールを塗ることによって、アルコール分が揮発し風味がだけが残ります。
無色透明のホワイトラムは濃い茶色のものより風味がマイルドで、シロップに風味づけ加えるなど加熱しないものに向いています。
ブランデー
果実からつくられる蒸留酒で、芳醇な香りとまろやかな味わいがあります。
作られる果実により風味が異な理、りんごから作られるものは「カルヴァドス」、特定品種のぶどうで作られる南フランス地方のものは「アルマニャック」、「コニャック」と呼ばれます。
ブランデー似合うお菓子
ラム同様にチョコレート 、マロン、ドライフルーツなどの焼き菓子全般に相性が良く、同じように使えます。
りんごのお菓子に使用する場合は「カルヴァドス」、ちょっと贅沢なお菓子を作る場合は「コニャック」など使い分けると良いかもしれませんね。
キルシュ
さくらんぼを発酵、熟成させた蒸留酒で、無色透明です。
フルーティーでフレッシュな香りで、生菓子全般と相性がいいです。
クリームやシロップと混ぜることが多く、香りを最大限に活かすために加熱しないお菓子に向いています。
キルシュ似合うお菓子
ベリーを使った生クリームケーキなどととても相性がいいです。
生クリームやケーキに塗るシロップに混ぜたり、ムースに混ぜると華やかなお菓子になります。
その他リキュール
リキュールとは蒸留酒に果実や甘味料を加えた混合酒のことでお菓子作りにもよく使います。
ラム酒、ブランデー、キルシュ以外でお菓子作りによく使うリキュール類をご紹介します。
コアントロー
コアントローはオレンジの皮を蒸留酒に入れて作られるリキュールで、オレンジの風味や口当たりの良い甘さがあります。
ホワイトキュラソーとも呼ばれます。
アーモンドとクルミを漬け込んだ「コアントローノワール」という商品もあります。
グランマニエ
こちらもオレンジの皮を入れて作られる蒸留酒で、琥珀色でオレンジキュラソーの分類になります。
コアントローとの違いは「コニャック」が使われているということで、しっかりと樽熟成されているので色も琥珀色です。
どちらもオレンジ風味のリキュールとなりますので、オレンジのお菓子やチョコレート 菓子などと相性抜群です。
アマレット
イタリアシチリア島産の杏の核から抽出されたエキスを使ったリキュールで、アーモンドの甘い香りがします。
杏仁豆腐やアーモンドのお菓子にぴったりです。
お菓子に使うリキュール類まとめ
お菓子作りに向いている色々なリキュール類をご紹介してきましたが、そんないたくさんの種類も揃えられないという方は、まずラム酒を用意されることをお勧めします。
その次に購入するとしたら生菓子と相性の良いキルシュでしょうか。
基本的に色が付いているものは焼き菓子向き、無色透明なものは生菓子向きと覚えておけば大丈夫なのではないでしょうか?
リキュール類を使いこなしてお菓子作りの腕を上げましょう。
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